Tapetelana 村井由美子 手織り展 -終了しました-



会期:2018年12月1日(土)-18日(火) 
11:00-18:00 水・木曜休み




メキシコで織物をしている村井由美子さんの作品展を今年も開催します。
メキシコのサン・ミゲル・デ・アジェンデの伝統的な織物の素材と織り方を受け継ぎつつ、自由なデザインで織ったラグやタペストリー、バッグやクッションカバーなどを展示・販売いたします。
展示に合わせて12月1日(土)13時から古楽器奏者・立川叔男さんの演奏会があります。投げ銭制。
12月1日(土)、2日(日)、18日(火)は村井さん在廊予定。
Tapetelana HP →


ARATA NISHI × satin intersecting room ー終了しましたー


会期:2018年10月26日(金)-11月18日(日) 11:00-18:00 水・木曜休み




八ヶ岳の麓にある長野県諏訪郡原村在住の西 新太とsatin。
全く異なった世界観を持つふたりが、ひょんなことからアノニム・ギャラリーで展覧会をすることになりました。西 新太は日頃から描きためている絵を、satinは過去の作品を中心に自身のコレクションの一部をを展示します。異なるふたつの線が、カラーとモノクロの世界が、過去と現在が交差する部屋。そこから起こる化学反応を是非ご覧ください。


西 新太
愛知県立芸術大学美術学部油画科卒。
在学中の2004年に脳の病気で倒れ、奇跡的に意識を取り戻し復学する。絵筆を左手に持ち替えて再び制作をはじめる。色彩・滲みなどが特徴的。名古屋、東京、長野などで個展を精力的に開催しながら現在は、こひつじ幼稚園で絵を教えたり、諏訪大社にあるお店『さてと』を運営する。

satin(平岡幸恵)
京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科卒。
学友と結成した『猫背カプセル』という制作ユニットのエース・サチンとしてひっそりと地下活動。主にイラストを中心に、便箋・包装紙・ハンコや切手などの手紙ツールや、日々書き留めている言葉を集めたミニ本、コラージュなどを作成する。2008年に初の個展「サチンの溜息」を開催。


【出張展】アサヒナビーズとローリング市場展 ―終了しました―


会期 2018年9月15日(土)-10月24日(火) 10:00-16:00 日・月曜休み(9/16日はopen)

会場 NPO法人リベルテ(上田市中央4-7-23) →HP


今年春に「レプリカレコード」展でお世話になりました「NPO法人リベルテ」さんのギャラリーで出張展を開催いたします。

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今回はアサヒナさんのビーズ・アクセサリーを展示します。
アサヒナさんはたまにバイクでふらっとアノニム・ギャラリーにやってきます。そして、ビーズの仕事道具を広げて、その日の注文品をその日のうちに作って帰っていきます。

アサヒナタカシ
 1982年 長野県岡谷市生まれ。小学4年生で不登校になり、中学校は学級通いを経て諏訪養護学校高等部へ。作業学習として籐手芸、革工芸を経験。卒業後一般就労するも、1年で退職、岡谷つばさ共同作業所(現 希望の里 つばさ)入所。ミュージアム鉱研 地球の宝石箱や昇仙峡に行った事を機に天然石に興味を持つ。第2この街学園開設と同時に入所。併設の喫茶店にてビーズアクセサリーの展示、販売を行う。喫茶店の閉店後、第2この街職員とアノニム・ギャラリー店主の勧めにより、ビーズアクセサリーを展示販売している。

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そして、ローリング市場のものも展示販売します。
ローリング市場とは、いらないものを誰もが持ち込める市場です。そして、アノニム・ギャラリーが安価に値段をつけて、どんどん売る市場です。ローリング市場ではノンセレクトがモットー。珍しいものもふつうのものも、とにかくお手頃すぎる価格で並びます。

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リベルテさんについて
リベルテは、太郎山が見下ろす上田市柳町を拠点として「表現と居場所」をコンセプトに福祉事業と文化事業を行うNPO法人です。古い蔵づくりの民家を利用したスペースにはアトリエとギャラリーがあり、日々色々なものが生まれます。

今回の展示では上田の町のイベント「トココト」に参加します。9/15(sat)・16(sun)の2日間は上田の町のいたるところでさまざまなイベントが行われます。詳しくはこちら→
アノニム店主は9/16(sun)にリベルテ在廊予定。


宮坂俊士 86歳の手しごと展 ―終了しました―



会期:2018年9月28日(金)-10月16日(火) 
11:00-18:00 水・木曜は休み





長野県諏訪市出身・在住の宮坂俊士さん(86歳)の人生初の展覧会です。若いころから身近にある素材で、趣味で、さまざまな作品制作をされてきました。宮坂さんの作品の特徴はどんどんサイズを小さくしていくこと。今では、小指の先ほどの大きさの木彫の鳥や1円玉に乗る小さな小さな折り紙作品などを制作しています。


宮坂俊士
1932(昭和7)年4月 長野県諏訪市生まれ。50歳 独学でバードカービングを始める。70歳頃よりミニチュアバードカービングとなっていく。このほか、趣味で始めた折り紙作品も多数。2003年、日本折紙協会の日本折紙コンテスト準グランプリ(出品作:「動物村の遊園地」)。86歳の今、5人の孫と3人のひ孫から元気をもらう日々。好きな食べ物は、タレかけご飯。


宮坂俊士さんより
幼い頃から手先を使うのが得意で、孫や子とはよく工作をして遊びました。例えば、水蒸気エンジンを載せた船を諏訪湖に浮かべたり、手作りした飛行機を霧ケ峰で飛ばしたり。いつしか小鳥の可愛さに惹かれるようになり、バードウォッチングが趣味に。野鳥彫刻「バードカービング」とは、鳥の飼育に熱中する中で出会いました。生きた鳥を使うはく製と違って命を奪わないことに魅力を感じ、自己流で制作を始めました。木材片を彫刻刀で掘り出し、野鳥図鑑を参考に顔彩絵の具で色付け。生き生きとしたまなざしを再現するために、丸く加工した眼を差し込んで仕上げます。これまでに手掛けた作品の数は100点余に上ります。鳥に限らず、制作した物を少しずつ、限界まで小さくするのが好きです。野鳥の彫刻も小さくしてみたら、思いのほか可愛くできました。それが、私の「ミニチュアバードカービング」の始まりです。小さい物でも本物そっくりを心掛けました。自然の中の姿を想像しながら、ゆっくり観賞ください。


直作品展 ―終了しました―


会期:2018年8月31日(金)-9月25日(火) 11:00-18:00 水・木曜休み




人形作家・直さんの展覧会です。今回は10㎝にも満たないサイズの “ふんどし野郎ども” のシリーズを展示します。
ちいさいけれど、表情豊かなふんどし野郎どもに会いに来てください。

人形作家。日本生まれ日本育ち。2000年頃より人形制作を始める。
2008年第20回ユザワヤ創作大賞展佳作。2009年新生展入選。2010年エイズチャリティー美術展特別賞。2013年より各地で個展を開催。
今回展示するふんどしの人形や、そのほか真面目人形を日々制作している
これまで作品集を5冊刊行。


にわ展 ー終了しましたー

会期:2018年8月3日(金)-28日(火) 11:00-18:00 水・木曜休み




出品作家

モリタトモミ
長野県生まれ。祖父母の営むナーセリーで植物に親しむ。Interior architecture科にて英国学位取得後、園芸店、アンティークショップで店舗デザインを経験。#locationhunters #discoveryourneighborhood をテーマに、自然豊かな長野の愛すべき景色やライフスタイルをプレゼンテーションするツールを模索中。未だ見ぬ風景に想いを馳せたり、植物の造形美に癒されることを願って、山の恵みをボトリングしたalt.2115malt.900mシリーズを展開致します。

松原幸子
1979年茨城県生まれ。2003年多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスプログラム卒業。あづみ野ガラス工房参加(〜2008)。2008年フリーで制作をはじめる。「個人の持つ感覚は過去に出会ってきたさまざまなものから生まれる」をテーマとし、特に「幼少期の記憶」と「出会った本及びアート」を中心に自分の感覚が何に影響され作られたのかを表現する作品展開を行う。本展では、自然石の一部を硝子に置き換えたstone+glassシリーズを展示します松原幸子HP→

森本朝香
東京都生まれ2002年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。庭や道ばたでみつけた草花、旅先で目に映った山や森など心動かされたものを描いている。 草花が自由にのびゆくさま、目では見えない息づかい、空気感など、感じたままを受けとめ、表現している。2007年、玄光社ザ’チョイス入選。個展〉2008年馬喰町ART+EAT2008年ギャラリー山口。


僕の人形 原田栄夫作品展 -終了しました-


会期:2018年7月6日(金)-31日(火) 11:00-18:00 水・木曜休み




90歳を過ぎてから103歳まで、ちりがみで人形や動物をつくっていた原田栄夫さんの作品展。手元に残された作品から約50点を展示いたします。

「 何を見てというわけでもなく、思いつくままに作っては改良を加えていきます。以前、ちり紙人形の作り方を聞いてみたことがあるのですが、「こんなの作り方なんてないの。こんな風にちり紙まとめてね、んぶ自分で考えて作ったんだからねー。」とどうやら特別決まった工法はなく、好きに作ればよいということのようでした。けれどためしに自分で作ってみても、とてもあのように絶妙なものにはならないのです。
祖父の作る造形物は、ひとことでは説明がつかない。清廉で、可笑しみがあり、どこかはっとするような色気もある。端正さと野蛮さが同居しているような不思議な魅力があると思います。」祖父の人形 原田栄夫人形作品集あとがきより抜粋

原田栄夫はらだ ひでお)
大正31914)年、秋田県阿仁生まれの東京都尾久育ち。
90歳を過ぎてから、ちりがみや紙粘土を使って女の子やさまざまな動物など、独自製法の人形を作り始める。
ついこのあいだ亡くなる直前まで制作を続けていた。最後の作は「ハシビロコウ」。
2018528日永眠(103歳とちょうど6ヶ月)。趣味はカメラと植物。好きな食べ物はうぐいす豆です。
原田栄夫Twitter:@hideoharada99

原田栄夫さんのお孫さん、オニール原田芽さんが展示初日の5日(金)と6日(土)お昼ごろまで在廊予定。
みなさまのお越しをお待ちしております。


ムゲン展 -終了しました-


会期:2018年6月1日(金)-26日(火) 11:00-18:00 水・木曜休み




ふじのえみこさんは鉄塔があることで社会とつながっているという。それは、実際に鉄塔写真家としてしか生きられないという彼女の性もあるのだが、電気は愛だというふじのさんの考え方にも通じる。電気や電波は鉄塔によって全国繋がっているそうだ。コンセントにプラグをさせば、それは日本中の鉄塔をめぐりめぐっている電気に通じる(地域によって電力会社が違ってもそこをつなげている鉄塔もあるらしい)すなわち、それは全く知らない人たちとつながる行為でもある。誰かとつながる。誰かと共有している。すなわち、電気は愛だということである。
そんな人と人をつなぐ鉄塔をかわいらしい、いじらしい存在として捉えて、作品にしている。ふじのさんにとって鉄塔は性別で言うと女の子で、「かわいいねー」といいながら撮影する。
さらに、ふじのさんの考えを広げれば、人間は現在の三次元世界では、水力・火力・風力・原子力で電気を発電することしかできないが、いずれ想像力で発電しようとする時代が来ると思っている。その世界では、脳という永遠のコンピューターを使って、時空を超えて電波を届けることができる。それは量子テレポーテーションというらしい。感情や思考やもの、つまり量子が時空を越えて移動するということ。遠く離れた人と会話が出来たり、まだ湯気の立っている暖かい料理を届けられたりする。そんな世界では、もはや鉄塔なんていらなくて、わたしたちひとりひとりが鉄塔みたいになるのかもしれない。その次元の世界では人間は見えないけど存在しているものなのだ、とふじのさんはいうけれど
本展ではふじのさんの鉄塔写真、ふじのさんと石田さんの共同による鉄塔の立体作品、星野さんの多次元立方体を展示します。

出品作家

石田冲
1945年福井県生まれ。22歳のときに長野県に移住し、あと放浪、茅野市にいたる。1989年よりステンドグラスを始める茅野の“フォーク・アーティスト”。

ふじのえみこ   鉄塔写真家/写僧/でんでん商店店主
長野県松本市出身・山形村在住。2012年より鉄塔写真を撮り始める。「鉄塔は人のこころとこころをつなぐもの」を信条に、「鉄塔と自然」や「鉄塔と人々の暮らし」の風景を撮っている写真家

星野郁馬
1990年新潟県生まれ。大学時代は数学科で高次元幾何学を専攻。大学院では美術科に転科し、美術教育および陶芸を学ぶ傍ら、多次元立方体の鋳造作品等を制作。現在は長野県内の中学校で美術を教えている。


山田衣 春・夏 新作展 -終了しました-


会期:2018年4月27日(金)-5月22日(火) 11:00-18:00 水・木曜休み ※5/3(木)は営業




山田衣さんの今年の新作展を開催いたします。


山田衣
2006年より「山田衣」として活動を始め、大阪・沖縄・長野にて個展、グループ展を行う。現在は大阪・北浜のアトリエで制作中。山田衣HP→

柴田家の楽しい空間 展 -終了しました-


会期:2018年5月11日(金)-15日(火) 11:00-18:00





昔懐かしい着物を余す所なく現代の洋服や小物に仕立てた母まゆみと、
独特の歪みのあるステンドグラスをはめこんだ手づくり腕時計を生みだす娘織江の
親子展です。


柴田まゆみ
昔懐かしい着物を用いてちょっと遊び心のある洋服に仕立てています。小物も胴裏を自分で染めて裂編したり、着物の小さな布部分も装飾品にしたり余すところなく着物生地で作っています。
作品点数約80枚


柴田織江
ステンドガラスを溶かしたり削りだしたりした手づくりの腕時計を制作しています。物語が始まりそうな時計はつける人の心を和ませてくれます。ベルトも木版で刷って染めたオリジナルの革のベルトで、波打つステンドガラスと組み合わせることによってより温かみのある時計になります。
作品点数約60点

http://olieblog.com/
https://www.froggywatch.jp/


お問い合わせ連絡先
TEL:090-9807-6124(柴田)MAIL:owl-forest@s4.dion.ne.jp
HP:http://www.froggywatch.jp(織江)


風の工房の間間 展 -終了しました-


会期:2018年3月30日(金)-4月17日(火) 11:00-18:00 水・木曜休み


風の工房・・・社会福祉法人かりがね福祉会の生活介護事業所のひとつで、知的・精神障がいや自閉スペクトラム症の方が主に利用している福祉施設です。上田市真田町にあります。

「風の工房」は長野県内の「アート系福祉施設」(というものがある県内のその世界では「はしり」だったと思います。
いつ行っても居心地が良くて、今なお自由でゆるやかな活動をしています。
今回の展覧会では「風の工房」をアノニム・ギャラリーにそのままタイムワープさせます。


【出張展】レプリカレコード展 ー終了しましたー


会期:2018年3月16日(金)-4月18日(水) 
月曜から水曜は10:00-18:00 金曜から日曜は11:30-18:00に営業 木曜休み(臨時休業あり)

場所:音楽喫茶something tender(松本市大手4-8-21) →HP

企画・主催:アノニム・ギャラリー

協力:NPO法人リベルテ、リバーサイドレコーズ




something tenderの空間にアノニム・ギャラリーがやってきます。企画したのは、音楽喫茶という場所にちなみ「レプリカレコード」展です。Mr.D(正式な作家名はリバー・サイド・レコーズ社長Mr.D)は、NPO法人リベルテ(上田市)において、「リバーサイド・レコーズ」という架空のレーベルを設立し、段ボールとペンで「レプリカレコード」を制作しています。

リバー・サイド・レコーズ社長 Mr.D
今まで聴いてきた洋楽や邦楽を名曲やディープな曲をピックアップして、レプリカレコードのA面とB面にして、それに合わせて自分のイメージした絵をジャケットの両面に描く。すべて、Mr.Dによる選曲・企画・制作によるもの。

イベント 
「アノニムラジオ」やります!
アノニム店主とサムテン店主がラジオDJとなり、その場限りでON AIR!多彩なおもしろゲストをお迎えし生ライブもたっぷりとお届け。みなさまからのお葉書もお待ちしています(アノニムラジオ係迄)。

〇第一回放送                       
日時 4月8日(日)14:00-        
ゲスト ARAKI Shin(サックス奏者、作編曲家)             
観覧料 1500円(+1drinkオーダー) 

「Anonym gallery」という曲をつくってくれたARAKI Shinさんが東京からやってきます。どこにもない唯一無二の音楽。透徹した才能と類稀な即興性。サムテン店主とのサックスデュオもあるとかないとか!

ARAKI Shin / 荒木真
サクソフォン奏者、作編曲家。アルバム“PRAYER”、“A SONG BOOK”等リリース。akira kosemura、EXILE、haruka nakamura、畠山美由紀、いろのみ、永山マキ、坂本美雨、sawako、関口シンゴ、sugar me、東京フィルハーモニー交響楽団等で録音参加、楽曲提供、編曲等。ダンス、写真、陶芸、服飾等とのコラボレーションを数多く行う。“Jazz Collective”の一員としてロシア政府より招聘を受け演奏。

〇第二回放送
日時 4月16日(月)14:00-
ゲスト 岡埜葡萄(朗読家)、武藤哲也(リコーダー奏者)
観覧料 1500円(+1drinkオーダー)

朗読会では半村良「能登怪異譚」より『蟹婆 (かにばあば)』と『夢たまご』の2編を読んでいただきます。どちらも能登地方の伝承に半村流のひねりを効かせた、ざわりと怪しいものがたり。方言でしか表現できない空気感、湿度とリコーダー演奏との不思議なクロスオーバーも合わせてお楽しみください。

岡埜葡萄
諏訪市出身。NHK文化センター朗読講師。東京・長野県内外で、武藤哲也のリコーダー演奏とともに宮澤賢治、小川未明をはじめとする近現代の文学作品を中心に朗読活動を展開中。

武藤哲也
茅野市出身。NHK文化センター講師。シオン音楽院リコーダー奏者。リコーダー・オカリナ教室 スタジオ・パパリン主宰。国内外の作曲家の新譜演奏・録音を手がける。

※ご予約・問い合わせ 0263-88-8861(something tender)まで。 



 

【出張展】神宮司和子展  ー終了しましたー

会期:2018年2月7日(水)-12日(月・祝) 10:30-17:00 会期中無休

場所:ナノグラフィカ(長野市大字長野西之門町930-1) →HP
   
主催:アノニム・ギャラリー




震える人
                       
神宮司さん
自分自身に、打ち震える人
病気あり、どうにも不安になってしまう時しばしば
褒められると、有頂天になりふわふわと漂い
そして崖からつき落とされる様な不安にまた落ち込む人
その落差の中で、薬の副作用からくる震える手を持ちて描画する
画紙には タバコの煙とコーヒーの滴

神宮司さんには、たくましき生きる力あり

甲府 愛宕山山麓の雑草生い茂る小さな家からヌウと現われる白髪のやまんばの如き眼に光あり
したたかな強さと、
人生への柔らかき姿勢保たんとして
孤独と、病気の原にて
紙とペン持ちて自らを解き放ち
コツコツと持続の作業をする

打ち震える魂と生きぬくたくましさに、祝福あれぞかし

川口園子(山梨・人ねっこアートワーク)

*     *     *

昨年9月にアノニム・ギャラリーで初個展を開催した神宮司和子。ナノグラフィカさんに巡回させていただけることになりました。新作も加えてお披露目いたします。

統合失調症の病気が私に絵を描かせている、障害者には障害者の心意気があるという神宮司。
描画歴僅か6年。濃密な神宮司ワールドをぜひご堪能ください。

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会期中アノニム店主在廊予定。
お出掛けください。